農園の一年
観光農園こばやしの農園での1年を紹介します!
数ある作業の中でも一部のみ紹介しています。
4月

リンゴ花粉つけ
リンゴの花が咲きはじめる時期です。
受粉作業に使うための花粉を集めるため、花摘み作業が始まります。
花摘み後入手した花粉を使い、果実を実らせるために人工授粉という作業を行います。
開花した花のめしべに花粉をつけてあげることで、人工的に受粉させる作業です。
しっかり花粉がついて受粉しないと、果実の肌がガサガサになるサビや、変形果の原因になってしまいます。
写真:リンゴの開花

モモ摘蕾
モモはこの時期から摘蕾(てきらい)を始めます。字のとおり、蕾を摘んで間引く作業です。
簡単に落とすことができるこの時期にある程度蕾を間引いておくと、後の作業が楽になりさらには果実の肥大もよくなります。
写真のとおり信州はこの時期まだかなり寒いです。雪が降ることも多いです。
勢いに乗ってたくさん蕾を落としすぎると今度は寒さで花が枯らされてしまうので、ほどほどに蕾を減らします。
写真:モモの花
5月

リンゴ摘果
リンゴの実が大きくなってきます(写真はこの時期のリンゴ)。
リンゴ農家にとって一番大変な摘果作業が始まります。
1本のリンゴの木には何千という数の実が着きます。
写真のように、基本的には一か所に5~6果程着いています。この中でよい果実を選び1つだけ残して他はすべてハサミで切り落としてしまいます。
この地道な作業をすべて手作業で行うのでとにかく時間と根気が必要で大変な作業なのです。

モモ摘果
モモの摘果はリンゴほど大変ではありませんが、それでも桃の中では時間がかかる大変な作業です。
4月の摘蕾で選別した果実の中からさらに厳しく選別して落としていく作業がこの時期の摘果です。
写真は5月下旬の摘果が終わった後のモモの様子です。
花の頃の写真と見比べるとわかりますが、ほとんどの花(果実)を落としていることがわかります。
写真:5月下旬頃のモモ
6月

リンゴ袋掛け
一部の品種は摘果が終わった後に袋掛けをします。
この袋は薄い紙でできており、病気や傷、虫害といった果実への悪影響を減らすことができます。
この作業も、摘果で残した果実ひとつひとつに手作業で袋をかけていく作業なので、これもかなり大変な作業です。
王林など一部の品種は袋掛け無しでは病気になってしまい、ほとんど収穫前に落ちてしまいます。(一部地域のみ)
写真:リンゴ袋掛け
7月
夏季管理
この時期はいろいろな作業をします。
メインは草管理作業ですが、そのほかにもリンゴでは大きくなっていく果実を支えるための支柱たて作業があります。
この支柱たて作業を放置するとリンゴの枝が果物を支えきれなくなり、枝が折れたり割けたりしてしまします。枝が折れると、せっかく育ったリンゴが無駄になってしまうので支柱たても大切な作業です。
夏季せん定もこの時期から行っています。夏季せん定とは簡単に説明すると、不要な枝を整理したり切ったりする作業です。
伸びすぎて日陰を作ってしまうような枝を切ったり整理することで、果物にたくさん日光が当たるように管理します。
8月
モモ収穫
8月はモモの収穫です。
早生種のリンゴもこの時期採れるものもありますが、基本的にはモモの収穫がメインになります。
写真のモモは大玉あかつきです!
9月
ブドウ収穫
9月はブドウが採れるようになります!
写真は収穫を迎えた巨峰になります。
大人気品種シャインマスカットは、ほかの品種に比べて熟すのが遅いため10月に入ってようやく収穫になることもあります。
10月

クルミ収穫
クルミの樹は高さ10メートルほどのものもあるので、収穫は長い棒を使って実を叩き落すように行います。
クルミは種の部分を食べるので、外側の果肉は必要ありません。
落としたクルミを集め、果肉はすべて剥いて捨てます。
果肉を剥いたクルミをよく洗い、よく乾かすことでようやく商品として出すことができます。
11月
リンゴ収穫(フジ)
11月になりようやくフジの収穫が始まります。
寒い信州では、フジの収穫時に雪が降ることもあり、リンゴに降り積もった雪を払いながらの収穫になることもあります。
夏の長雨、日照り、雹害、秋の台風などいろいろな試練を乗り越えてやっと収穫を迎えたフジは本当においしいです!
12月~

剪定(せんてい)
収穫が終わると雪の積もった畑で「剪定」作業がはじまります。
剪定は果樹にとってとても重要な作業です。
ここでは長くなってしまって説明ができないので簡単に説明をします。
剪定作業では一年間に伸びた枝の整理を行います。剪定によって邪魔な枝を切除することで、日光が果実に届きやすくなり、作業がしやすい樹の形にすることができます。これにより次に実る果物品質を向上させることにつながります。
その他

その他の作業
比較的作業が忙しくない時期(冬、真夏)には、リンゴを植えるための支柱を立てるためにバックホーで大穴を掘ったり、台風に強い支柱を作るためにワイヤーを張ったり、かん水設備の修理作業で水道屋さんをしてみたり、農業というより土建業に近いような仕事をしています。
その他HPの管理や広告宣伝などIT関係の仕事もします。
ありとあらゆる職をこなしてこそ、「百の姓を持つもの」百姓なのです。